依存症治療専門病棟入院患者における医学的アドバイスに反した退院に関連する要因

～単施設後方視的観察研究～

研究責任者・研究者：成増厚生病院A1病棟

中本真理、天野良文、鈴木良平、韮澤博一

連絡先電話番号：03-5998-0051　03-3939-1191

このたび当院では、上記の治療で入院されていた患者様の電子カルテ情報を用いた下記の研究を実施いたしますので、ご協力をお願いいたします。この研究を実施することによる患者様への新たな負担はありません。また患者様のプライバシー保護については最善を尽くします。本研究は、倫理委員会の承認ならびに病院長の許可のもと、倫理指針および法令を遵守して実施します。本研究への協力を望まれない患者様は、その旨を「８ お問い合わせ」に示しました連絡先までお申し出下さいますようお願いします。

１ 対象となる方

2012年1月1日から2019年12月31日までに当院にアルコール依存症の治療のため入院されていた方

２ 研究課題名

依存症治療専門病棟入院患者における医学的アドバイスに反した退院に関連する要因

～単施設後方視的観察研究～　　

３ 研究実施機関

成増厚生病院A1病棟

４ 本研究の意義、目的、方法

アルコール依存症は治療目標が達成されずに治療中断すると予後が不良となる報告があるため、防止策や支援についての検討が必要です。そこで当院では、アルコール依存症で入院された患者様にご協力いただき、前述の内容について研究を行うことになりました。この研究の目的は、アルコール依存症専門治療を中断される患者様の傾向について把握し、今後の有効な支援に結びつけることです。ご協力頂きたいのは、電子カルテ情報の調査をさせていただくことに対する了承です。

５ 協力をお願いする内容

電子カルテ情報を閲覧させて頂き、必要項目のみ抽出して研究をさせて頂きます。患者様に新たに何らかのご協力・負担をお願いすることはありません。

６ 本研究の実施期間 

当院倫理審査委員会より研究開始許可日から2025年12月31 日 まで(予定)

７ プライバシーの保護について

1. 本研究で取り扱う患者様の情報は、入院経路、救急受診暦、予定入院期間、入院日数、性別、年齢、同居状況、教育年数、就労状況、アルコール離脱症状評価スケール（CIWA-AR）、依存症治療暦、併存精神疾患、身体合併症、小児期逆境体験、クロスアディクション（喫煙、ギャンブル、薬物使用など）、飲酒年数、検査結果、入院生活状況、治療経過、退院先の電子カルテ情報のみです。その他の個人情報（住所、電話番号など）は一切取り扱いません。

2) 本研究で取り扱う患者様の電子カルテ情報は、個人情報をすべて削除し、第３者にはどなたのものか一切わからない形で使用します。

3) 患者様の個人情報と、匿名化した電子カルテ情報を結びつける情報（連結情報）は、本研究の研究責任者が研究終了まで厳重に管理し、研究の実施に必要な場合のみに参照します。また、研究終了5年経過後の時点で完全に抹消し、破棄します。

4) なお連結情報は当院内のみで管理し、一切公開いたしません。

８ お問い合わせ

本研究に関する質問や確認のご依頼は、下記へご連絡下さい。また本研究の対象となる方またはその代理人（ご本人より本研究に関する委任を受けた方など）より、診療情報の利用の停止を求める旨のお申し出があった場合は、適切な措置を行いますので、その場合も下記へのご連絡をお願い致します。 ただし、連絡を頂いた時点での公表済みの結果がある場合は、このデータを破棄できませんのでご承知おきください。

研究責任者・研究者：成増厚生病院A1病棟 中本真理、天野良文、鈴木良平、韮澤博一

連絡先電話番号：03-5998-0051 03－3939-1191

対応時間帯：平日午前10 時～午後5 時まで

以上