アルコール依存症についてのご本人・ご家族向けの書籍をご紹介します。
『アルコール依存症 家族に贈る「回復の法則」25 』
森岡 洋 著/アスク・ヒューマンケア
アルコール依存症にかかった人はどうなっていくのか。その病気に巻き込まれた家族はどんなふうに病んでいくのか。どうすれば回復できるのか・・・・・?アルコール依存症の家族教室を各地で開催し、森田療法にも詳しい著者が、心をこめて贈る25の「回復」の法則。
『図解でわかる依存症のカラクリ』磯村 毅 著/秀和システム
専門医が様々な種類の依存症に共通するメカニズムを予防の観点から解説した、セルフカウンセリング本です。依存症の予防と、現在依存症に苦しんでいる方や家族への克服への手がかりとして、依存症の問題点、脳のメカニズム、回復への道筋を解説。アルコール依存症や薬物依存症などの個々の依存症の具体的な症例なども紹介しています。
『依存症のすべてがわかる本』 渡辺 登 監修/講談社
家族を犠牲にし、心身をむしばむ依存症。
対人依存、プロセス依存、物質依存の心理を追求し、「生き方の病」から回復するルートを探っています。
『市民のためのお酒とアルコール依存症を理解するためのガイドライン』
樋口進 監修、長徹二 著/慧文社
アルコール依存症だけではなく、危険な飲酒など、アルコール問題全般について平易に書かれています。
2018年に改訂された、アルコール依存症治療ガイドラインに準拠した最新の内容です。
最初の1冊としてお勧めです。
『人を信じられない病 信頼障害としてのアディクション』
小林桜児 著/日本評論社
人が依存症になる経緯について、それを踏まえた支援について、新しい視点を提供している好著です。
依存症者の心理について、より深く知りたい人にお勧めです。
『アルコール・薬物・ギャンブルで悩む家族のための7つの対処法-CRAFT』
吉田精次 著/アスクヒューマンケア
家族が本人を援助する方法について、系統的に学べる書籍です。
本人を治療に繋げるために、色々な方法を試したけれど、上手くいかずに困っている家族にお勧めです。
『依存症ビジネス(廃人製造社会の真実)』
デイミアン・トンプソン 著、中里京子 訳/ダイヤモンド社
依存症者であり、ジャーナリストである著者が、社会全般が依存症を作り出していく方向にあることを描き出した渾身の著作です。
依存症の予防にも役立ちます。
『オトナの発達障害大図解』 藤田潔 著/幻冬舎
発達障害があることが、依存症発症に関わっている方が少なくありませんし、発達特性を踏まえてリハビリを行うことで、成功率を高くすることが期待できます。
発達障害について理解するための最初の1冊としてお勧めです。