11月22日にB3病棟の音楽プログラム「スマイルミュージック」において、文京区の地域活動支援センターエナジーハウスとの音楽交流会*を行いました。大迫力だった2回目に続き、今回は3回目の開催となりました。3回目は患者様とエナジーハウスが主体となり作り上げた会となりました。

　今回のテーマは秋！患者様とエナジーハウスのメンバーが主体となって意見を出し合い、歌唱曲は秋にちなんだ「心のこり、ルビーの指輪、秋桜」の3曲に決めました。中でも秋桜はエナジーハウスとB3病棟のどちらからも希望が多く、偶然の一致に心の繋がりを感じました。

　また、当日の司会も患者様とエナジーハウスのメンバーさんが行い、お互い当日まで練習を重ねました。練習の成果もあり、本番は堂々とした進行でした。司会を担当した患者様からは「程よい緊張感を持ってできた」「思ったより緊張しなかった」との声が聞かれました。司会以外の患者様も歌ったり楽器演奏をしたりと音楽を通じて楽しく交流しており、参加人数は過去最多となりました。

　今回は患者様からの「エナジーハウスともっと交流したい」との希望を形にし、プログラム内での質問コーナーや、終了後の交流会の時間も設けました。病院での生活や地域での暮らし、エナジーハウスの活動などについてお互いに質問し、話しが弾みました。

　交流会の最後には、患者様、病棟スタッフの「クリスマス会にも来てほしい」との思いを込めて、患者様が作成したクリスマス会の招待状をサプライズでプレゼントしました。

　クリスマス会では、普段の音楽での交流に加え、ビンゴ大会、デザート会食など楽しいひと時を共に過ごしました。病棟の一大イベントということもあり、多くの笑顔と交流が生まれていました。

　今度はエナジーハウスからサプライズでクリスマスカードを頂きました。早速病棟に掲示し、現在多くの患者様、スタッフが手に取り読んでいます。

　今後も患者様の声を大切に、交流の機会を作っていきたいと思います。

*この交流会は地域移行プロジェクトの一環として実施しているものです。地域移行プロジェクトは地域移行を促進するために多職種で構成されたプロジェクトです。病院外の事業所やピアサポーターと連携し、病棟での活動や職員向けの研修など様々な企画を検討しています。