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2021年12月10日東京こころとからだのストレスケアセンター 休止のお知らせ

 

東京こころとからだのストレスケアセンター 休止のお知らせ

このたび、東京こころとからだのストレスケアセンターは、令和4年3月をもって、休止といたしますことをお知らせいたします。

東京こころとからだのストレスケアセンターは2013年6月に開設以来8年間、皆様にご利用いただき、さまざまなご意見やご指導をいただき、皆様とともに作り上げ、歩んでくることができました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。また、この2年ほどは、コロナ禍に対する感染対策のために、療養環境も皆様にとってご不便なものとなっていたことは、本当に申し訳なく思っております。
コロナ禍だけではなく、その他のさまざまな社会の変化に対して、当院をご利用なさる皆様の要望も変化してきております。特に当地域における小児精神科医療が圧倒的に不足しており、医療サービスを行うことが喫緊の課題となっておりました。それにお答えするのがわれわれの責務であり、地域にとっての役割と考え、病棟機能を変更し、ストレスケアセンターを休止するという判断に至りました。
皆様に育てていただいたストレスケアセンターの医療サービスは、小児精神科医療にも受け継がれますし、他の病棟機能にも活かさせていただきます。また、当センターがなくなることが、皆様のご不便や不都合につながらないよう、ご相談を承ってまいります。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

2021年12月10日
成増厚生病院 病院長 中村満

 

 

「皆さまのご愛顧に感謝いたします」

東京こころとからだのストレスケアセンター、センター長の高橋です。そろそろ寒さが厳しくなってまいりました今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

吹き行く風がぴゅうぴゅうと寒いと体も心も冷え冷えとしがちですが、そのぶん温かいものが身に染みる季節でもあります。コタツに丸まってミカンを剥いたり、みんなで楽しく鍋をつついたり、焼き芋をほくほくいただいたり、温泉にぬくぬくつかったり、陽だまりで日向ぼっこしたり・・・といった楽しみは寒い時期ならではのものですね。

そんなふうに、寒くてつらい時、また暑くて苦しいときにも人は知恵と工夫で楽しみを見つけることができるものですし、いつかはまた季節は移り変わることを知っているからこそ乗り越えて行けるのだろうと思います。

「禍福(かふく)はあざなえる縄(なわ)の如し(ごとし)」という古い言葉もございます。良いことと悪いことは縒り合わさった縄のように、行ったり来たり、いつも繋がっているよ、という意味です。皆さまが今どのように過ごされていても、かならず時はめぐってくると信じていれば、きっと先につながってゆくご自身の道を見出していけるのだろうと思います。

この2年間、新型コロナウィルスの世界的な大流行は、世の中のありかたに大きな影響を及ぼしました。当センターも例外ではなく、病棟内での感染症予防のために、さまざまな場面で本来ご提供すべきケアに手が届かなくなり、ご利用される皆さまにもご心配をおかけしたり、多大なご不便をお願いすることになってしまいました。そんな中でも当センターをご利用いただけた皆さま、応援してくださった皆さま、そして制限のある中でもできうる限り皆さまにストレスケアのおもてなしを提供しようと心を砕いてくれた病棟スタッフ達には本当に感謝の言葉はいくらあっても足りないぐらいです。
ここに来ていただいたことで、入院された皆さまの長い人生のなかの心の浮き沈み、たまに訪れる厳しい冬の時期を少しでも穏やかに、あるいはささやかな楽しみも見つけながら過ごしていただけたとしたら、われわれの仕事も十分にむくわれるというものです。本当に、感謝の言葉しか見つかりません。まことにもって有難うございました。

長かったコロナの「冬」にも、そろそろ次への希望が見えてきたように思えます。もちろんまだまだ油断はできない日々が続くとは思いますが、かならず時はめぐってゆくのです。
願わくば、皆さまがこれからも、幸せなときもつらいときも、先に繋がるご自身の道を見失わずに歩んで行かれることを祈っています。

それでもうっかり道に迷ったり、歩くのに疲れてしまったら・・・
そんなときは、またいつか、どこかでお会いしましょう。

2021年12月10日
東京こころとからだのストレスケアセンター
センター長 高橋英男

 

 

B1病棟改修工事のご連絡

このたび、東京こころとからだのストレスケアセンターを、令和4年3月をもって、休止とさせて頂くことを、院長よりお知らせさせて頂きました。

令和4年4月に小児精神科医療を行なう病棟の開棟に向けて、順次、病棟内の一部の改修工事を行なわせて頂く運びとなりました。
改修工事の工程につきましては、新型コロナウィルス感染症による海外からの物品の搬入などの目処がつきにくい状況であり、現在の時点で確定した工程表のご案内はできかねる状況となっております。工程が分かり次第、順次ご案内をさせて頂きます。
物品の準備などが出来次第、1月より病棟の一部で改修工事が行なわれますため、病棟内に工事業者の出入りがあり、浴室やお部屋の改修工事の際には一定の騒音が出ることも想定されております。
療養環境につきましては、多大なご迷惑をおかけすることとなりますが、なにとぞご理解のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

2021年12月10日
成増厚生病院 事務局