2019年12月12日診療記録データ利用についてのご協力のお願い
深部静脈血栓についての後方視的調査研究に関する
診療記録データ利用についてのご協力のお願い
令和元年(2019)12月12日
現在、成増厚生病院(以後 当院)では「精神科スーパー救急病棟における身体拘束患者の深部静脈血栓についての後方視的調査」を計画しております。今後の静脈血栓の予防や治療に役立てることを目的に、当院では過去の診療記録データの一部を研究資料として活用させていただくことを考えております。ご理解、ご協力をお願い申し上げます。
なお、本研究は当院倫理委員会の承認を得て、皆さまに不利益がないように万全の注意を払って行います。
① 研究の目的
身体拘束の実施には深部静脈血栓症および肺塞栓症の発生がリスクとして伴いますが、症状によっては身体拘束を実施せざるを得ない現状があります。一方で精神科病院入院における深部静脈血栓は社会的にも注目を集めております。本研究の目的は身体拘束中の深部静脈血栓の発生頻度や背景を調べることで、その発症の予防や治療に役立てることにあります。
この調査で明らかになったことは、学会や医学専門誌などで共有し、他の医療機関からの意見や指摘を受け、さらに質の高い医療サービスにつなげていきたいと考えています。
② 利用期間
A2病棟:平成31年(2019)4月1日~令和1年(2019)9月30日
A3病棟:平成31年(2019)4月1日~令和1年(2019)9月30日
に入院された方の診療記録を調査させていただきます。
③ 利用する診療情報
年齢、性別、入院形態、診断名、身体合併症の有無・疾患名、薬物内容、身体拘束の有無、身体拘束を受けた日数、精神科領域における静脈血栓塞栓症のリスク評価、血液検査結果、エコー検査結果、深部静脈血栓の有無についてです。
※個人情報の取り扱い:研究に使用する情報は、お名前、住所、生年月日など患者さま個人を特定できる個人情報は一切得ません。また研究成果は学会や学術雑誌で発表されますが、その際も患者さま個人が特定されることはございません。
④ 研究方法
後方視的カルテ調査:取得した診療情報(カルテ情報) データ(③のみ)を集約・整理しさまざまな角度から分析を行っていきます。
⑤ 利用する者の範囲
当院の医師 3名
⑥ 情報の管理について責任を有する者の氏名
成増厚生病院 精神科医師 小林 秀諒
⑦ 情報利用の停止について
研究対象者またはその代理人の同意をいただけない場合はそのご意向を尊重いたします。
また辞退されることになっても、何ら不利益を被ることはございません。
⑧ ⑦の研究対象者またはその代理人の求めを受け付ける方法、その他のお問合わせは下記までご連絡ください。
研究内容に関する連絡先 |
苦情申し立て連絡先 |
成増厚生病院 |
成増厚生病院 住所:板橋区三園1-19-1 |