募集要項
職 種 | 専攻医 | ||
---|---|---|---|
研修年限 | 3年 | ||
募集人数 | 4名程度 | 雇用形態 | 正社員 (期間:3年間) |
応募資格 | 医師免許を有し、医師法に定める2年間の初期臨床研修を終了した方、または終了見込みの方。 | ||
給 与 | 年俸制 | 賃金締日・支払日 | 末日・25日 |
昇 給 | 当院規定による | ||
交通費 | あり | ||
休日、休暇 | 季節休暇、年次有給休暇、特別休暇あり | ||
諸手当 | 当直手当、通勤手当 | ||
退職金 | あり(3年以上の勤務) | ||
加入保険 | 健康保険、厚生年金保険、雇用保険、介護保険、労働者災害補償保険 | ||
勤務時間 | 8:45~17:30(基本勤務) | ||
特記事項 |
当直:研修開始から半年後より、月2回程度の当直勤務があります。 |
応募方法
応募方法 |
見学は募集期間外でも随時受付をしていますが、COVID-19の影響を考慮し、現在見学場所は限定させて頂いております。 |
---|---|
選考方法 | 面接 |
研修プログラムの特徴
成増厚生病院研修プログラム(PDF) をご参照ください。日本精神神経学会のホームページで公示されている情報はこちらからご参照ください。これまで当院における研修を行ってきた方々の出身大学やバックグラウンドは様々であり、各人の持ち味を生かした偏りのない研修がなされています。専攻医終了後の進路と資格取得
研修終了後の進路は様々ですが、そのまま当院に残り常勤となる方も多いことが特徴です(ただし、その際には別途選考があります)。※医師(専攻医)は当専門研修プログラムへの採用後、研修施設群のいずれかの施設と雇用契約を結ぶこととなります。
初期研修医の方へメッセージ
専攻医志望のみなさん
院長 中村 満
このたびは、当ホームページをご訪問いただきありがとうございます。
成増厚生病院は、地域の基幹病院として、救急・急性期から回復・リハビリ期を経て在宅移行や社会参加まで、入院や外来、アウトリーチなどの場面でトータルに患者さんのケアとサポートにあたっています。また、アルコール依存症、児童思春期、合併症医療の患者さんなどより専門性の高い医療も担い、地域の皆様から寄せられるさまざまな要請に対し精神科医療サービスを提供しています。
これらのサービスは医師個人の力だけでは成り立つものではありません。われわれが大事にしていることは、他の医師たちはもちろんのこと、看護師、精神保健福祉士、作業療法士、薬剤師、臨床心理士、栄養士、検査技師など、すべての職種と協力し、常に最良の方法を模索しながら、考え、行動し、患者さんの回復につなげることであり、絶えず努力を惜しみません。
先生方が当院で研修される場合、そのような場で豊富な症例を経験し、治療チームの一員としてお互いに助け合い、切磋琢磨し、着実に成長していくことができるはずです。最初は緊張した面持ちだった専攻医の先生方が、1年経つと見違えるほど逞しくなり、周りから信頼され、自信をもって患者さんに接している姿は、とても頼もしく思えるとともに、われわれの誇りでもあります。
ともに充実した研修を受けてみませんか。先生方をこころよりお待ちしております。
専門研修を検討されている先生方へ
副院長 天神 雄也
どの病院で専門研修を行うかは誰もが迷うことでしょう。
大学病院、精神科単科病院それぞれ特色があり、どのようなことを今後やりたいのかにより、将来の方向性、選択は変わってくると思います。いずれの方向に進むとしても、精神科医として第1歩を踏み出すためには、まずは指導医の下で臨床能力を磨くことからスタートとなります。
2018年度より新しい専門医制度が開始となりましたが、当院は全スタッフの努力により今や全国の中でも有名な病院へと成長し、基幹病院として豊富な臨床経験を積んでいただくことが可能な体制を整えています。
当院の特徴の1番目としては、コメディカルスタッフが充実しており医師は効率よく仕事を行うことが可能です。2番目としては、当院の電子カルテです。今や全国の多くの精神科病院で当院の電子カルテが使用されており、精神科に特化した大変使いやすいもので、この電子カルテが業務を円滑にする大きな役割を果たしています。医師には本人専用の院内専用ノートパソコンが与えられ、電子カルテにて院内どこでも記録の記載や閲覧が可能です。3番目としては、精神保健指定医、精神科専門医取得後も当院に残っている医師の数が多いことです。多くの病院では資格を取得すると退職する医師が多いようですが、当院は退職する医師の方が少なく、これは当院での働きやすさを物語っていると思います。そのため他の病院では不足している中堅のベテラン医師が多く揃い、またコメディカルも非常に優秀なスタッフが多く、コミュニケーションも良好で非常に勉強になることが多いと思います。
成増厚生病院で研修したことを誇りに思え、全国どこにいっても一目置かれるような医師に成長できるように、我々はサポートをしていきますので、多くの先生方の研修をお待ちしています。
専攻医
精神科で多種多様な症例を受け持つことのできる都内の病院を求め、調べていた時に成増厚生病院のホームページに遭遇しました。充実した研修内容に興味を持ち、見学に行きました。多くの若い医師が活躍している現場、明るい病棟の雰囲気を実際に目で見て、肌で感じ、この病院で働きたいと思いました。
当院の専攻医プログラムでは、まず初めの1年間でスーパー救急病棟を回ります。先輩レジデントや病棟医長、指導熱心な先生方に恵まれ、聞きたいことを遠慮なく質問のできる風通しのよい環境の中で、豊富な臨床の経験を積むことができます。
2年目は、認知症病院や小児精神病院での研修を行うことができ、また外来を担当することができるようになります。専門性を高めたいとか外来で活躍したいという意欲があれば、どんどん挑戦させてくれるところも嬉しいです。
3年目は、指定医資格に直近1年間の症例が必要なことも踏まえ、再度スーパー救急病棟を回ります。また希望により当院アルコール病棟での研修を行うことも可能です。
研修期間全体で急性期閉鎖病棟から開放病棟まで幅広く研修可能であり、他の病院では得られない貴重な経験ができます。
仕事とプライベートのオン・オフがはっきりとでき、同世代医師同士で支え合い、励まし合える環境で、働きやすい職場になっています。また優秀なコメディカルスタッフが揃いコミュニケーションしやすいのも良い点で、初学者に取っ付きにくい社会資源についても、温かくサポートしていただきながら学ぶことができます。
後期研修の場としてとても適した病院だと感じています。もし興味をお持ちいただけたなら、ぜひ一度見学にいらしてみてください。
専攻医
こんにちは。当院の専門研修紹介という事で、私の一日を一部改変してご紹介します。
《スーパー救急病棟 専攻医の一日》
●9時 病棟申し送り
夜勤帯の患者様の病状等の申し送りが行われます。医師、看護師、精神保健福祉士等、入院患者様に関わる様々な職種が参加します。申し送りの他、様々な問題について担当者以外も含め病棟スタッフ皆で考えます。
(意見交換の場はこれ以外にも随時設けられます)
●10時 病棟業務以下のような事をしています。
・夜間に入院された患者様の診察
これまでの病歴や経過が不明の事も多く、より丁寧な評価を要します。
・担当患者様の診察
お互いの時間が合わず、夕方にようやく会える事もしばしば。
その他、様々な業務を行います。
・ご家族や地域支援者等との面談
・処方薬の調整、見直し
・上級医への相談
・診断書等の書類仕事 等
そうこうしている間に、午後の緊急入院の一報が入ります。残念ながら、午後にしようとしていた業務が一部出来なくなりそうです。
●11時 病棟医カンファレンス
新規入院紹介、担当患者様の今後の方針、治療、処遇(退院先が無い、退院後間もなく再入院となってしまう等の問題に対してどうするか)を病棟医同士で話し合います。上級医の先生方は皆優しく、親身かつ丁寧にご指導頂いています。
●12時頃 昼休憩
不穏や身体急変等の緊急介入を要する事態が無いわけではありませんが、基本的には医局で昼食を摂れます。専攻医同士や他病棟の先生方とお話して気分転換しています。
この時間に緊急入院が入る事もあります。
●14時 入院診察
午前中に入院依頼のあった患者様の診察をします。最初のうちは上級医の診察に陪席し、慣れてきたらファーストタッチをします。入院形態や行動制限については精神保健指定医の判断を仰ぎます。
入院決定後は治療方針の検討をしつつ患者様やご家族への説明、各種入力を並行して行います。
●16時 病棟業務
午前中に出来なかった業務の続きを行います。まとまった時間を取りやすい時間帯ですが、あまりここに回すと残業になります。
●業務終了
お疲れ様でした。夜勤帯は当直医が対応します。
上記と比較して時間にゆとりがある日もありますし、最低限の業務しか出来ない日もあります。
スーパー救急病棟での研修は忙しいですが、貴重な経験を得られる事も多いです。当院での研修にご興味を持たれましたら、ぜひ一度見学にお越し頂けると幸いです。先生とお会いする日を楽しみにしています。