なります子どものこころケアセンター子どもたちへのメッセージ

【医師より】

元気が出ない、イライラする、悲しい、心配事で頭がいっぱい、友達や家族とうまくいかない、食べられない、ケンカばかりしてしまう、ゲームがやめられない、眠れない…誰もが色々な悩みを経験することがあります。自分は悩んでいないけれど、周りの人が心配している場合もあるかもしれません。そんな時、あなたは誰に相談していますか?
相談相手がたくさんいる人も、誰も思いつかない人もいると思います。
なります子どものこころケアセンターは、そんな困りごとについて話したり、相談したりする場所の一つです。あなたの困り事について、一緒に考え、あなたらしい解決方法を見つけるお手伝いをします。
困っている事だけでなく、好きな漫画、頑張っているスポーツ、よく聴く音楽、「推し」、夢、やってみたいことなど、あなた自身のこともぜひ聞かせてください。
最初は、児童・思春期精神科に来ることが、不安だったり、緊張したりするかもしれませんが、少しでもリラックスして話ができるようにと思っています。困っていることがあれば一度話をしに来てみてください。お待ちしています。

【看護師より】

みなさんのもっている力と成長を支援します。
あなた自身のことに気づくお手伝いをします。 みなさんの持っている力をうまく表現できるように支援をします。不安、イライラ、怒り、悲しみ、さびしさ、虚しさなど、いろいろな気持ちを共有し、一緒に考えていきましょう。自分の気持ちに気づくだけでも、だいぶ楽になることができると思います。
そうしたら、今度は、その気持ちを自分の中でどのように扱ったらいいのか、また、どのように表したら周りに伝わりやすいのか、そして、自分や相手がほっとできたり、うれしくなるのか、などについて考え、経験していきましょう。
自分ひとりではありません。
みなさんの特性に合わせ、成長をゆっくりと見守りながら、さまざまな職種のスタッフがチームとなり、家族も含めサポートするお手伝いができたらと思っています。
入院という形で日々の生活を見直しながら、一緒に治療していきましょう。

【ソーシャルワーカーより】

学校やお友だちのことなど、もしかしたら何か「困った」ことがあるかもしれません。
みなさんの「困った」が少しでも「安心」に変わるよう、私たちソーシャルワーカーは学校の先生とこれからのことを相談したり、ときには安心につながるサービスを紹介したりしています。退院してからもみなさんが自分らしく過ごせるよう、一緒に考えていきましょう。

【公認心理師より】

面接やグループ活動などを通して、みなさんと今の状況や困りごとを整理し、一緒に手立てを考えます。また、自分の気持ちを適切に表現(相手も自分も大切にするコミュニケーション)できるようにサポートします。みなさんが自分のことを理解するために、心理検査を行うこともあります。
人と関わる練習や経験をしていくことによって、自分のことを上手に伝えられるようになり「安心して人と関わること」のお手伝いができたらうれしいです。

【作業療法士より】

あなたらしさを発揮できるよう、一人ひとりに合わせた支援を行います。
例えば「友だち付き合いが苦手」「思いの伝え方が分からない」「1つの物事を続けられない」など、得意なことや苦手なことは一人ひとり違います。私たち作業療法士は様々なプログラムの中で、一人ひとりの特性を理解し、得意なことを引き出していきます。そして子どもたちの「○○したい!」という気持ちに寄り添い、自信を積み重ねていけるようサポートしていきます。子どもたちが安心して生活していけるような方法や環境を共に考えていきます。