なります子どものこころケアセンター職種紹介

医師が行っていること

子ども達と接しながら何が起こっているのか、うまくいっていないところはどこなのかを一緒に考えていきます。併せてこれまでに生じた様々な気持ちを受け止めていきたいと思っています。そうして少しでも子どもを理解することが一番の役割です。同様にご家族をはじめ周囲の人の想いをお聞きし、医師が理解したことをお伝えしていくことも大切なところです。看護師や心理師、ソーシャルワーカー達と協力しながら、子どもや周囲の人々が少しでも心地よく過ごせる居場所を作っていくお手伝いが出来ればと考えています。

看護師が行っていること

こころとからだの状態を改善できるように、子どもが本来もっている力を取り戻したり、発揮できるよう、食事、活動と休息、身体的なことなど、生活リズムの立て直しを全般に、サポートをします。そして、相談しやすい環境づくりを目指し、子どもとの関係性を構築することで、指導、教育として関わり、計画的に看護を実施します。

ソーシャルワーカーが行っていること

入院となると、治療に対する期待の一方で、不安や戸惑いを感じていることもあるでしょう。入院中の様子はもちろん、学業に関することや経済的な負担など、病気に伴ってさまざまな心配ごとが生じると思います。
ソーシャルワーカーは、ご本人やご家族からお話をうかがいながら心配ごとを整理し、少しでも治療に専念できるように、安心した生活を送れるようにお手伝いする役割を担っています。

公認心理師が行っていること

公認心理師は、自分のことをより理解できるように心理検査を行ったり、面接を通して今の状況や困っていることを整理し、手立てを考えたり、気持ちを表現することのサポートをしています。また、心理教育のグループでは「怒りやイライラと上手につきあう」「自分も相手も大切にするコミュニケーション」などをテーマにグループ活動を行っています。

作業療法士が行っていること

作業療法は子どもがその子らしい生活が送れるよう、遊びや運動を通して心と身体の回復を支援します。
例えば「友だち付き合いが苦手」「自分の思いの伝え方が分からない」「1つの物事を続けられない」など困っていることは様々です。私たち作業療法士は作業療法プログラムの中で、一人ひとりの特性を理解し、得意なことを引き出し、その子らしさが発揮できるよう支援していきます。