症状の改善や再発防止、リラクセーションや生活の質の向上を目的として、様々なプログラムを提供しています。また、医師、看護師、公認心理師、精神保健福祉士、作業療法士、薬剤師、管理栄養士などの連携による多職種チームが、患者さまの病状や病態に合わせ、個別性を重視したリハビリテーションを行っています。
作業療法(OT)
作業療法では、様々な作業活動を通して、こころとからだの回復を支援します。こころの病気になると、以前のように楽しい気持ちや意欲がわかない、集中できない、自信がもてない、といったような状態が生じることがあります。そのような状態に対して、作業療法によるリハビリテーションが行なわれます。日常生活での困りごとの解決や退院に向けての練習、入院環境でも趣味活動や楽しみをもてることなどもお手伝いしていきます。患者さまひとりひとりの目的や目標に応じた作業療法を行います。
心理教育
同じ病気を抱える方同士が集まり、自分の病気や薬について、退院後の暮らしを支える制度や施設(社会資源)、健康管理や再発予防に役立つ方法などを学びます。お互いの経験や気持ちを分かち合い、回復に役立てることができます。医師・看護師・公認心理師・精神保健福祉士・作業療法士・薬剤師・管理栄養士などが、役立つ情報をお伝えしています。必要に応じて個別での対応も行います。
薬剤管理指導
医師の依頼により、服薬指導を行っています。服薬指導では薬の名前、作用、副作用、薬の組み合わせ、服薬意義、必要性など、様々な方向から検索し、医師との架け橋となって患者さまにあった薬選びをしています。また、病棟での心理教育にも参加し、多職種で役割を分担しながら病気の再発予防や回復のお手伝いをしています。
栄養管理
医師の指示により、管理栄養士と他部門のスタッフが栄養管理および栄養指導等を行います。また、各病棟の特色に合わせた栄養セミナーを開催しています。食事を通して季節感をお伝えすることで、豊かな気分を味わっていただけるよう、スタッフ一同で心がけています。