2015年4月6日A3病棟(スーパー救急病棟)
スーパー救急病棟には、厳しい幻覚や妄想を抱えた急性期の患者さまが入院されます。入院当初の患者さまは自分の言動も自覚できないくらいに混乱していることが多く、そのような患者さまの安全を守り、的確な看護を提供するには精神科急性期看護に関する豊かな知識と、高度な実践力が求められます。また、患者さまのニーズに耳を傾け、少しでも共感しようとする姿勢が大切です。
2008年、A3病棟は「精神科スーパー救急病棟」として認可され、それまでの「急性期治療病棟」から「3次救急病棟」として生まれ変わりました。精神科救急看護のエキスパートとそれを目指すイキイキとした看護師が集結し、日々迅速かつ高度な精神科救急看護を展開しています。
簡単に病棟のご紹介を致します。
~カンファレンス~
毎朝、申し送り後に15分程度、隔離・拘束・ベッドコントロール等に関するカンファレンスをスタッフ全員で行います。
毎週月曜日には、看護スタッフで受け持ち患者さまの看護についてカンファレンスを行います。また、火曜日には医師、看護師、作業療法士、精神保健福祉士が集まり、患者さまの治療や退院後の方向性についてカンファレンスを行います。
~プログラム~
患者さまに病気や薬、社会制度や病気との付き合い方を学んでいただくため、1クール4回で医師、看護師、作業療法士、精神保健福祉士が各回講師となり、統合失調症、双極性障害の勉強会を行っています。
他にも、音楽を用いた活動や創作活動などのプログラムがあります。
~行事~
患者さまとスタッフが一緒に楽しめるよう、季節の行事に合わせたレクリエーションも行っています。
~学生指導~
実習指導者の資格を持ったスタッフが行います。新人指導にはプリセプター制度を取り入れ、新人育成にも力を入れています。
仕事中は真剣勝負ですが、勤務外では各種クラブ活動やアフターファイブも大いに楽しめる職場です。