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2013.04.19ストレスケアセンター医師よりメッセージ ~うつ病の入院治療の意味~

うつ病の入院治療の意味

うつ病の入院治療には、外来治療では受けられない治療を受けるという意味もありますが、それだけではなく入院して生活環境を変えることによって得られるメリットもあります。

うつ病は、意欲が落ちたり、考えをまとめて決断することが困難になったり、疲れやすくなくなり、いつもと同じように作業ができなくなる病気です。

多くのうつ病の患者様は、自分がいつもと同じように行動できないことで、周りの方に迷惑をかけているのではないかと罪悪感を抱きやすいようです。勤めている方であれば、会社に迷惑をかけているのではないか、家族に迷惑をかけているのではないかと悩んでしまったり、主婦の方であれば、家事を上手くこなせないことで家族に迷惑をかけていたりするのではないかと考えるようです。家で体は休めていても、気が休まらないことがたびたび生じます。さらにうつ病の患者さんは、家族への思いやりが強すぎて物を頼むことも悪く感じるため、なかなか家で気が休まらないということも生じます。

このため、思い切って入院し、それぞれの患者様の環境から離れ、周りの人に迷惑をかけているという気持ちから解放されることで、自宅療養するよりも回復が早まります。また、お仕事をされている方は、自宅療養すると近所の方の目が気になりなかなか気が休まらないということもあるようです。入院治療には、それ自体の治療効果もありますが、環境を変えることによって大きな治療効果があります。

センター長 藤内栄太