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2016.11.15第21回 日本ストレスケア病棟研究会

去る、10月15日に福井県福井市にて、第21回日本ストレスケア病棟研究会が行われ、北は北海道、南は鹿児島県まで全国のストレスケア病棟を有する病院のスタッフが集いました。当院からは、医師、看護師、作業療法士、臨床心理士、精神保健福祉士の計7名が参加しました。

第一部では、「ストレスケア・チェック法制化の現状と課題」「中国におけるストレスケア病棟」の二題の講演が行われました。ストレスチェック法制度化までの歴史や、現況について丁寧な講演がありました。セルフケア(本人・家族)、事業内の産業保健スタッフによるケア、ラインによるケア(上司、同僚)それぞれが連携するだけではなく、そこに付け加えて事業外資源によるケア(医療機関・EAP)の4つのケアが重要であり、患者さま本人が包括的で安心でき、支援を行う環境調整が必要であると説明していました。

医療機関では、休職時の在籍容赦機関、経済的なサポート、就業規則やリハビリ制度の有無とその内容を明確に知っておく必要がある。注意したい点として、医療機関の立場としては、患者さまのみならず患者さまを支える家族や上司など周辺にいる人たちのケアの参与する取り組みは弱く、「病院」対「家族の一方的な介入にとどまりがちな現状」を反省させられました。

EAP:企業や団体の従業員を対象とした、「こころの健康」をサポートするシステム

グループワークでは、各医療機関のさまざまな職種の方々と沢山話しをすることができました。その中で強く感じたこととして、どの医療機関もストレスケア病棟の運営を病院全体のこととして熱心に取り組んでいました。ここ数年、気分障害の患者が増え、世間の認識が変わりつつある中、医療機関側が常に高いアンテナを張り、世間の動向や患者さまのニーズにいち早く察知し、今必要とされる取り組みを行っていました。その姿勢は私たちの医療機関でも見習う必要があり、今後に役立たせていく必要があると感じました。

二日目は、主催者であった松原病院の見学でした。手厚い歓迎ムードの中、各病棟を回りました。その中で、個室部屋に浴槽があることに驚き、当院の個室と比較しても、松原病院の患者さまに対する接遇の意識の高さには、目を見張るものばかりでした。また、治療に関しての意識が高く、最新治療のうつ磁気刺激治療(TMS)を導入しており、その効果は認知行動療法などの心理療法と併用すると、高い治療効果があったと松原病院のデータを基に説明がありました。

特に印象として残っているのは、患者さまがスタッフとして働いている院内の喫茶店です。とても開けていた空間で、精神科特有の敷居の高さを感じさせない作りとなっており、地域住民でも安心して入りやすいものでした。中でも、松原理事長からエピソードとして、近隣の高校生がその喫茶店を利用していると聞いたときは、松原病院が地域との関わりを大切にし、地域に根差した医療を提供していると感じることができました。

最後に松原病院始め、運営の皆さま、言葉には言い表せないぐらいの手厚いおもてなしに感謝を言わせてください。頂いた若狭塗りのお箸、大切に使っております。また、参加したスタッフ全7名ともに福井に魅了されるくらい素敵な県でした。サバのへしこ、雲丹等の美味しい海産物!気前の良く、優しい福井県の方々!どれをとっても、素晴らしく魅力があふれる県でした!We love 福井県!viva へしこ!次回は、越前ガニを食べに行きます!!!

                   精神保健福祉士 古川

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