治療について 治療

精神療法

患者さんが自分の心の中を見つめなおし、新たな自分を発見することをお手伝いするために、患者さんと治療者が対話することを精神療法といいます。 入院治療では、通院での診察に比べ、治療者と患者さんとが密に接することができます。さらに、患者さんが生活の場を丸ごと病棟に移すことで、多職種の治療スタッフとの関わりが生まれ、多面的で密度の濃いやり取りが可能になります。
また、病棟で出会う、自分と同じような苦しみと向き合う仲間の言葉が深く心に響くこともあり、広い意味では、そういう体験も入院における精神療法と呼べるかもしれません。
治療スタッフや、同じような苦しみを持つ仲間たちと関わり、自分を見つめ直して自身の中に眠る自然治癒力に気付き、それを育てていく...。ストレスケアセンターは、そのお手伝いをする場です。

薬物療法

入院することによって、外来治療ではなかなか行えない、集中的な治療計画を立てることができます。たとえば、外来でうまく使えていなかった薬をスタッフの協力のもと再評価したり、副作用のおそれのある薬をこまめな服薬指導と慎重な経過観察のもとで安全に使用したり、逆に増えすぎたお薬を短期間で計画的に整理統合したり...といったことが、様々な形で、患者さんの病状やニーズに合わせて行えます。
このように「外来治療ではできないことを、外来治療とは違う環境で、短期間に集中して行う」のがストレスケアセンターにおける入院治療の基本的な考え方です。

修正型電気けいれん療法

当センターでは、修正型電気けいれん療法を行っております。この治療法は、全身麻酔を使って患者さんの苦痛を最大限減らした上で、頭部に調整された電流を通電する治療法で、精神科では一般的な治療法です。麻酔に関する副作用や、この治療固有の副作用が挙げられることがありますが、その有効性は高く、治療適応と判断された患者さんの60%から70%で効果があるとされています。

対象となるのは、薬物療法による副作用が強く出現して十分に薬物療法を行うことが難しい患者さん、薬物療法よりも修正型電気けいれん療法によって早く改善が望める患者さん、薬物療法と修正型電気けいれん療法を組み合わせることでより安全に治療が進むと判断される患者さんなどです。詳しくお知りになりたい方は、入院前に当院を受診していただければ、ご相談に応じます。