東京アルコール医療総合センターの活動について 臨床治験

日本国外において既にその使用が承認されている薬剤が、国内では使用が承認されていないこと、いわゆるドラッグ・ラグ(drug lag)はアルコール依存症治療の分野においてもあります。こうした薬剤の製造承認を得るためには、治験を実施して、基準が満たされているかどうか試験する必要があります。
治験は3段階に分けて行われ、第1相では少人数の健康な志願者を対象として安全性の試験を行います。第2相では、その効果や副作用を確認するため、実際の患者さんに対して行います。さらに、第3相ではより多くの患者さんに処方して、有効性を試験するのが一般的です。

当センターでは、2010年(平成22年)~2012年(平成24年)にかけて、飲酒抑制薬であるアカンプロセートの臨床治験(第3相)を行いました。今後もドラッグ・ラグの解消、および日本発の新薬開発に寄与するために治験を引き受けていく予定です。